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元気のある人、底抜けに明るい人から、知らず知らずのうちにパワーを貰った・・・という話しはよく耳にする。
このストレス社会に生きる我々にとって今一番必要なのは一体何か?
当然、人それぞれの価値観の違いにより、答えは千差万別である。
それを分かった上で申し上げると、“やすらぎ”ではないか・・・
では、今の日本人に不足しているのは何か?これも持論になってしまうが、“笑顔”ではないのか・・・

私はちょうど半年前、初めてベトナムという国を訪ねた。ベトナムに対しての予備知識など全くなく、何も知らない無色透明な姿で飛び立った。
帰国する時には、ベトナムを好きになっていた。
また行きたいと強く思った。いや、必ず年内にもう一度行ってやると決心した。

それは何故か?冒頭に記述したように、この私も日々の仕事に追われ、日常生活から笑顔が無くなり、心のどこかでやすらぎを求めていた。そんな状態からこのベトナムという国を知ることによって、見事に蘇生できた。
帰国する頃にはごく自然に笑顔が溢れ、公私共に新たな目標もでき、目には見えないパワーをたくさん貰い帰国した。
そんなとてつもなく元気で本来誰でも持っている優しさだとか思いやりを取り戻せ、生きてるという実感を感じさせてくれる国が他でもない、ベトナムである。

そして、去る7月30日、2回目となるベトナム視察ツアーへ参加。前回のように何も知らない状態での訪越ではない。気持ちの上で多少の余裕はあり、今回は様々な角度でこのベトナムを観て行こう、そして勿論、たくさんの元気を貰って帰ろうと胸を躍らせた。

出発日、前回同様10時30分発ホーチミン行きの便で約5時間のフライト。の、はずであったが、ここで予期せぬ出来事が起こった。
搭乗手続きを済まそうとカウンターに向かったら、なんと欠航という恐ろしい2文字が掲示板にあった。

詳細を聞くべくスタッフに問いただしたところ、エンジントラブルが原因で本日のホーチミン行きは欠航となります・・・と。無機質というか、機械的な対応に不愉快になる。と、その時家族からのメール。「今、ニュースでやってたんだけど、ベトナム行きの飛行機が燃えてて、今成田で消火活動にあたってるっていう映像が流れたんだけど、大丈夫?」という内容のメール。
つまり、詳細については外部から情報を得たというわけだ。ともかく、欠航は欠航、現実を受け止めて、今後のベトナム航空の対応に任せるしかなかった。結局、夕方18時のJALでハノイに向かい、ハノイに一泊、翌朝国内線でホーチミンに入るという段取りになってしまった。

初日から、思わぬアクシデントに見舞われ、ある意味これから始まるツアーの展開に期待を寄せた。

翌7月31日早朝、ハノイのホテルをチェックアウトし、ハノイ空港から国内線でいざホーチミンへ。

同日午後、ようやくホーチミン入り。

今回の視察ツアーは、ベトナム最大の商業都市であるホーチミン市を舞台に、これから成長を遂げる企業訪問を目的とし、また、新たな試みとして、ホーチミンを更に南下し、ブンタウという原油が採掘できる海沿いの地まで足を伸ばし、建設・住宅プロジェクト開発を進めてる優良企業の訪問も含め、ツアー前半は過密スケジュールとなっていた。1日遅れでホーチミン入りした関係で、当初予定していたスケジュールを1日遅らせ、3泊5日のツアーを4泊6日に変更した。

ホーチミン国際空港で、皆と合流しタクシーに乗り合わせ、滞在するホテルへ。チェックイン後、早速行動。まずは、個人の証券口座を開設するためにサコムバンク証券へ。細かい手続きを済ませ、念願だった口座を持つことができた。その後、同証券会社・日本人担当のスタッフとベトナム市場の現況と今後のマーケット動向などのミーティングを開く。ここで、ベトナムが抱えている様々な課題と解決策、そして、明るい未来への展望の両面が鮮明に見えてきた気がした。

終了後その足で、最大手の証券会社、サイゴン証券へ。
ここでも、原油・インフレ・為替の問題がクローズアップされ、今後、ベトナムの市場がどこに向かっていくのかの予想図を拝聴することができ大変参考になった。

夕刻、ホテルに一端戻り、食事へ。昨日、ハノイに到着したのが確か現地時間で23時頃。機内食のみで一夜を過ごしたので、この夕食の時間が何よりも楽しみであった。それに輪を掛け、前回のツアーで食べ損ねたベトナム名物(?)“きのこ鍋”にありつける事が出来た。
どれだけ美味しかったかを活字では表現しずらいので、例えていうなら・・・日本にこのレシピを持って帰り、東京の一等地(六本木・麻布など)で営業し、舌の肥えた一流芸能人・料理人を相手にこの鍋をもてなしたら、きっと言葉を失い、ただ唸るだけだろうと勝手に想像したほどの美味しさであった。うまく伝わっただろうか・・・

翌8月1日、マイクロバスにてホーチミン市内を後のし、一路ブンタウへ。車中初めて見る景色に一同釘付け。途中、河川を横断するため、桟橋がらフェリーへ乗り込む。徐々に道路整備されてない険しい道に変化していき、まるでジープにでも乗って砂漠を彷徨っているような感覚に陥った。

約3時間で目的地ブンタウに到着。ここは海岸線沿いに位置しているため、海風が潮の香りを運んでくれ、移動で疲れた体を癒してくれた。

海岸近くに行くと、目の前には湘南海岸を彷彿させるようなどこまでも限りなく続く砂浜と真っ青な海が目に飛び込む。周りには、いかにもリゾート地を思わせるようなカラフルな色の建物が建ち並び、ここは本当にベトナムなのか?と目を疑ってしまうくらいの異国情緒溢れる場所であった。
仕事で来るにはもったいない、そう思わせる観光地であった。

昼食を海が一望できるテラスで済ませ、前述した企業を訪問し、午後3時再びホーチミンへ移動。途中雲行きが悪くなり、雨季独特の空気に変わり、スコールがやってきそうな雰囲気になった。案の定、大粒の雨が降り出した。東京もここ最近夕立が多かったのでそれほど気にも留めずに止めどなく振り続ける雨を眺めていた。しかし、30分、1時間経過してもいっこうに止む気配がない。それどころか、よりいっそう雨足は強くなり、ワイパーなど役に立たずだんだん道路も水かさが増してきた。ようやくホーチミン市内に入った頃は、すでに幹線道路も川のような状態に。バイク社会のベトナムである。当然、あちらこちらでバイクが故障し、その始末に若者たちが躍起になっている。
その影響を受けて車も交通渋滞。この大雨によってホーチミン市内が麻痺し始めたのを目の当たりにし、衝撃を受けた。
お陰で、全く動かなくなったマイクロバスの中で2時間過ごしてしまった。多少渋滞が緩和された時点で、ガイドさんに勧められたレストランに入り夕食を済ませた。

この日は、旅(?)の疲れを癒すため、早々にホテルへ向かった。

翌8月2日 はフリーのため、市内観光。前回ベトナムデビューを果たした時は、ガイドさんの指示に従い、いや従うしかなく決められたコースで観光した。今回は、自分で行きたい所をチェックし、誰にも頼らずベトナムを満喫しようと意を決し、タクシーに乗り込んだ。

あっという間に時が経ち、8月3日帰国の日。

今回2回目となるこの視察ツアーを振り返り、一番感じた事、それはベトナムという国の奥深さと、躍動感。これを今回はリアルに体感できた気がす
る。

たった2回の経験でベトナムを知った、だいたい分かったという気持ちに一切なれないところが、この国の最大の魅力ではないのか・・・

今回もまた、ベトナムの人々からパワーを貰い、元気というお土産も十分に頂いた。
日本に戻り、また始まる実生活の中で、このパワーがどのくらい持つかどうか分からない。しかし、また充電が必要になったら、その時は迷わずベトナムへ飛んで行きたい、そう思って止まない・・・

 最後に、飛行機トラブルで予定が大幅に変更になったにも関わらず、福森先生をはじめソーシャルイノベーションのスタッフの皆様のきめ細かな気配りで、当初のスケジュール通りツアーが出来ました。

 あらためて、心から感謝申し上げます、本当にありがとうございました。

 間違いなくベトナムには未来がありますね。
 Can on (ベトナム語でありがとう)



視察ツアーバックナンバー
■08.5/13〜18 ベトナム視察ツアー体験記
■08.3/04〜09 ベトナム視察ツアー体験記

 
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