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ベトナムっていったいどこにあるの?こんな無知な自分がまさか投資絡みでベトナムに行くとは…。確か数年前に、旅行会社かなにかのCMで、俳優の坂口憲二が?フォー?を食べてるシーンがあったはず…あれはベトナムを紹介していたんだなと、今更ながら思い出す。

3月4日、まだ東京はコートが手放せない肌寒い季節。だが、現地ベトナムの気候に合わせ無理をし薄着で、多少の緊張感と、海外へ飛び立つ開放感を胸に抱き、成田へ向かった。搭乗手続きを済ませ、現地に同行するスタッフといると、誰彼ともなく保険の手続きをしにカウンターへ。「たったの4泊6日だろう、まさか飛行機が落ちるなんてこともないし、その間病気やケガなどもないだろう、保険のお世話になる奴なんてよっぽど運が悪いんだよ。それにしてもなんでみんな掛けるんだろう?」と、心の声でつぶやいた。しかしそこは悲しいかな日本人、群集心理ではないが、つい自分も財布を出しながらカウンターへ足を向けた。そして、手続き。これが、これから出発するツアーを思いがけない展開へ導くとは夢にも思わず…。
今回の視察ツアーは、まずホーチミンに入り、ツアー後半は首都のあるハノイで。

約6時間の空の旅を満喫し、無事ホーチミンへ到着。今回のツアーをプロデュースされた福森先生、現地のガイドさんらと合流し、着くや否や貸し切りバスに乗り市内観光。そこでまず目にした光景にア然…。「な、なに、なんだこれは!」凄まじいほどにどこから溢れ出るのであろう、バイク、バイク、バイクの流れ。まさに川の流れのよう。日本でいう交通ルールなどどこにやら、信号は?横断歩道は?どこ?どこ?事前にとある番組でこういう光景をメディアを通して観たことはあったが、そういった映像、写真で観るベトナムなどは本当に薄っぺらいものであって、リアルさに欠けるのが実感できる。今自分が目にしてるのが本物の本当のベトナムの映像なんだと心底思った。熱い、何かが熱い、なんだろう?まだ形にはなってないが何かが伝わってくるようだった。戦争証跡博物館見学、ベトナム戦争が残した負の遺産と、決して風化させてはならない戦争体験、世界中で真から共感できる国は日本だけじゃないだろうか…と切なく感じた。
初日は、早めのチェックイン。部屋でしばし休憩し、楽しみの1つである夕食へ。

ベトナム料理といえば生春巻き、え〜っとそれからフォー?ぐらいしか思いつかないほど、全く馴染みがない。この日に行ったレストランは本当に美味しかった。本場の生春巻きから、ハマグリを蒸したもの、海老の酒蒸しみたいのもの(量が半端ではない!)あと他いろいろ…それと何といってもベトナムで最も愛飲されているビール、「333(バーバーバー)」これは本当に旨かった!ベトナムが好きになった瞬間かもしれない。
さて、2日目。朝目覚めるとちょっと体に異変が。寒くないはずなのに、変な悪寒が。「いやいや気のせい、気のせい。環境が変わったから少し疲れもあるのだろう、大丈夫、大丈夫。」と自分に言い聞かせ皆と合流した。

ホーチミン証券取引所、また現地企業を訪問、その日のスケジュールをこなしていく中、だんだんだんだん寒さで震えが止まらなくなってきた。明らかに自分でも体温がじわりじわり上がっていくのが分かる。「これはマズイ…よりによって海外で何故?頼むよ、俺。しっかりしろよ!」しかしこの思いとは裏腹に、ますます体調は悪化していった。
夕刻ホテルに戻り部屋で、日本から持参した市販の鎮痛剤を飲み、ベットに横たわり少しの間休みを取り様子を見た。しかし、ここまで悪くなると市販の薬など効くわけがない。勇気を出して、スタッフに報告。ボスからの指令?今日は外出せず、部屋で休め。夕食はルームサービスで済ませろ。とにかく、暖かくして水分を補給し汗をかけ。?この指令どおり厚着し、布団を頭から掛け、無理やり目を閉じ休んだ。ホテルから借りた体温計で熱を測ると、驚きの40℃!初めての経験40℃。明日から俺どうなるんだろうと、不安が脳裏をよぎった。
3日目の朝、この日の午後からハノイへ移動。熱はいっこうに下がる気配はなく皆の協力を得ながら空港へ。今思えば、周りのスタッフの気遣い、心配りがあったからこそ、あの状態でハノイに行けたのかなと…本当にありがたかった…
結局ハノイに着いたら、皆と別れて即ホテルにチェックインし、ドクターに診てもらおうという事になり(だんだんおおごとになってきましたよ、皆さん本当に申し訳ない。。。)
その日の夜、ホテルの部屋でドクターに診てもらい、病院でもう少し詳しく検査することになり、な、なんとホテルの目の前に止まってあった誰が見ても分かる派手な救急車に乗って、そのまま病院へ直行。幸いにホテルから5分ほどの距離に病院はあり、すぐさま点滴を打ち、インフルエンザ、コレラなどに感染してないかの検査も行い、その日の夜はホテルに戻った。抗生剤が効き始めたのか、だんだん熱も下がり体が楽になっていくのが分かる。2日ぶりに熟睡できた気がする。
翌朝、検査結果を聞きに再度病院へ。異常なしの結果にそっと胸を撫で下ろす。それからというもの、みるみるうちに熱も下がり、完全復活し4日目の午後から最終日の次の日までハノイを満喫することが出来た。

冒頭で書いたが、成田を発つ前に掛けておいた保険…今回のこの一連の騒動(?)でかかったいわゆる医療費、全て保険で処理。まさに“備えあれば憂いなし”である。あの時もし、「俺は大丈夫、掛けなくてもいいや」と、ちょっとしたお金を出すのを惜しみ掛けてなかったら…そう思うとゾッとする。これから、ベトナムに限らず海外へ行かれる方々に対し申し上げたいのは、とにかく何が起きるか分からない、いざという時の転ばぬ杖代わりに保険をお掛けしておくことを強くお勧めしたい。

最後に、こんな病人の面倒を最後まで見ていただいたソーシャルイノベーションのスタッフの皆さん。最終日の晩餐の際、?加藤さんの回復に乾杯!?と、本来ご迷惑をお掛けしたはずなのに、笑顔で自分の復帰を喜んでくださった福森先生、お世話になった病院(ファミリーメディカルプラクティス)のブライアンドクター、日本人担当でドクターの通訳をされた美しい日本人女性の湯川さん、そしてこのツアーに関わった全てのスタッフに感謝の思いでいっぱいです、本当にありがとうございました。感謝 感謝 感謝

それと自分を強くさせてくれたベトナムにも…感謝である。


視察ツアーバックナンバー
■08.5/13〜18 ベトナム視察ツアー体験記
■08.3/04〜09 ベトナム視察ツアー体験記

 
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